2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

標準Cライブラリいろいろ(GNUを中心に)

※ 独断と偏見が混ざっています。 glibc 言わずと知れたGNUの標準Cライブラリ 主にLinuxで使われる POSIXなどUNIX系OSの標準機能を提供 組込み系で使うには重くてデカい、無用の機能が多い uClibc 組込みLinux向けのGNUの標準Cライブラリ uClinux向けに開発さ…

我流パターンカット法

自責は心のリストカット。そんなことよりパターンカットしようぜ! パターンカットといえば、プリント基板の修正のために銅箔のパターンをカットすることですが、正しいパターンカットの方法というものを教わったことはないような… 下記はあくまで僕の我流で…

STM32マイコンの開発環境について(雑談)

STM32マイコンの開発環境はいろいろあるいけど、ぶっちゃけ言って次の3パターンに絞られると思う。 (※個人の感想です。) 金があるなら IAR(EWARM) か Keil(uVision/MDK-ARM) 金がないなら SW4STM32 お手軽志向なら mbed IARやKeil(カイルと読む)は、ン十万円…

Cortex-M4FのFPUを使う

ARM Cortex-M4は、M3にDSP(SIMD,MAC)命令を追加したものだが、Cortex-M4Fと呼ばれるものは、さらに単精度のFPU(浮動小数点ユニット)を持っている。どれくらい効果があるものか、三角関数の計算で速さを比較してみた。 方法 Cortex-M4Fをコアに持つLPC4370を…

LPC4370のRAM上実行について

LPC4370は、282kBのRAMを内蔵するかわりFlashを内蔵しておらず、RAM上で実行することを前提としている。204MHzという高速な動作クロックのため、内蔵Flash上の動作では読み出しアクセスがボトルネックになるためである。(回路の特性上、SRAMはFlashより高速…

Nucleo種類多すぎ

Nucleoボード種類多すぎて、どれがどれか分からないのでまとめ。 STM32のラインナップ まず、STM32マイコンのラインナップについて アルファベットの次が7ならM7、4ならM4、0ならM0、これは分かりやすい。 でも3ならM3かと思いきやM4。1か2ならM3。おおむね…

LPCマイコンのコードのRAM実行

LPC-Link2をLPC4370ボードとして用い、コードを実行させてみると、なぜかLPCXpresso LPC1769と比べて10倍以上遅かった。LPC-Link2は Cortex-M4 @ 204MHz、LPCXpresso LPC1769は Cortex-M3 @ 120MHzである。ぜったいに何かおかしい。 調べてみると、どうやらL…