そして伝説にならない

昨夜は機械研のOB会。(さよならE氏D卒おめでとう会?)
学生時代と変わらぬいつもの面々。とても居心地のいい空気。
それぞれにユニークな領域を持っていて、濃い話、とりとめのない話が咲く。僕は人づきあいの苦手な世捨て人だけど、機械研OB会の空気はとてもくつろげる。二千年前「竹林の七賢」と呼ばれた隠者たちも、きっとこんなふうに飲んで語りあったんじゃないかなと思う。



一次会、二次会の後は、いつものようにE氏の部屋に押しかけ、どうでもいいテレビ番組を見ながらマタ〜リと語ったりして朝まで雑魚寝。
でもE氏の部屋に泊まるのも今回が最後。E氏も博士課程を修了し、9年間の京都暮らしを終えて、ついに4月からは関東のメーカーに就職。もう京都で集まっても泊まれる宿がなくなってしまう。それよりなにより、E氏という得難い友と会える機会が少なくなってしまうのはとても寂しい。僕が大学を出てからも5年間、京都に行けばいつも彼がいたから、なんかいつもまでも京都には彼がいるような気がしてた。

まあ、そんなはずもなく、現実には時は確実に流れている。僕も今年30になる。いつまでも昔と同じようなノリではいかなくなってくる。でもせめて、年に何度かの機械研OB会の時くらいは学生時代の空気に帰りたいと思う。