1/16 M1エイブラムスの解析

改造用に1/16 M1エイブラムス(童友社)を借りてきた。デカい。
基板をオレオレ基板に交換して遊ぼうと思う。
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分解

デカいわりに中はわりとスッカスカ。基板はメイン基板と無線基板の2枚。
駆動系がマブチ260ぽいモータが2個で、いかにも非力に見える。が、駆動電圧を測るとほぼ7.2Vフルなので260ではないのかもしれない。その他にLEDが4個(左右のヘッドライトとテールライト)。底面の前のほうにはわりと大きいスピーカを備えている。
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砲塔にはモータ3個とリミットスイッチ1個とLED1個。モータは砲塔の回転用と砲身の上下用、そして砲撃アクション用であり、マブチ130モータのように見えるが、こちらも砲撃アクションは約7.2V、砲塔回転と砲身上下も約5Vで駆動されているので、通常の130ではないかもしれない。砲身の上下はクランク機構によるもので、モータを回し続けると上下動を繰り返すというわりと残念な仕様である。機銃を持った米兵が砲身の上下と連動して左右に動く機構になっている。謎仕様である。砲撃アクションはカムとバネによるもので、1回転(1回の砲撃)を検出するためにリミットスイッチが設けられている。
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メイン基板にはRX5 ATS305Rというラジコン用の制御チップが使われている。黒い樹脂で封止された子基板が刺さっているが、サウンドデータが入っているのではないかと思われる。電源は7.2Vのニッカドバッテリー。
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無線基板は27MHz帯ということしか分からないが、どうせWiFiBluetoothで置き換えるので、深く詮索しないことにする。
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まとめると、メイン基板に接続されているデバイスは、バッテリー1個、モータ5個、スピーカ1個、LED5個、リミットスイッチ1個、および無線基板である。

メイン基板のコネクタ

メイン基板のコネクタは全て日圧のXHを使用。電源のみ基板に直接ハンダ付け。
XHは2.5mmピッチなので、ユニバーサル基板でもオレオレ基板が作りやすそうである。
(厳密には2.54mmピッチではないので、12ピンのコネクタは刺さらないかも…)

J1
ピン番号 ケーブル色 接続先
1 右駆動輪-
2 左テールライト アノード
3 左テールライト カソード
4 左ヘッドライト カソード
5 左ヘッドライト アノード
6 右駆動輪+
7 左駆動輪+
8 右テールライト カソード
9 右テールライト アノード
10 右ヘッドライト アノード
11 右ヘッドライト カソード
12 左駆動輪-
J2
ピン番号 ケーブル色 接続先
1 砲撃+
2 砲撃-
3 × N.C.
4 × N.C.
5 砲撃 リミットSW
6 砲撃 リミットSW
7 砲塔ライト アノード
8 砲塔ライト カソード
9 スピーカ+
10 スピーカ-
J3
ピン番号 ケーブル色 接続先
1 砲塔回転-
2 砲塔回転+
3 砲身上下-
4 砲身上下+
J4

無線部との接続。改造に不要なので解析しない。