PSoC CreatorのCコンパイラ

PSoC Creatorで使われるCコンパイラは、PSoC3(コア:8051)はKeilのPK51ですが、PSoC4/5(コア:ARM Cortex-M)はGCCです。PSoC3のコンパイラに関しては、KeilがPSoC Creator用に無償でライセンスしてくれているようです。(CypressがKeilにライセンス料払ってるのかな?) しかし、残念ながらKeilもMDK-ARMはライセンスしてくれないようで、PSoC4/5に関してはGCCが使われているわけです。


PSoC Creatorをしばらく使っていると、PSoC Creator起動時にダイアログが出てKeilのライセンス登録を求められます。べつに費用はかかりませんが、めんどくさいです。PSoC3使うのならしかたありませんが、PSoC4/5しか使わないのなら使いもしないコンパイラのライセンス登録をするのは無駄なことです。

図


メニューの Tools > Options > Project Management > Don't show Keil registration dialog every time PSoC Creator starts をチェックすれば、ライセンス登録のダイアログは出なくなります。


ちなみに、Tools > Options > Project Managementでは、使用するデフォルトのツールチェーン(コンパイラ)の選択ができます。Project > Buile Settingsでプロジェクトごとに個別にツールチェーンを設定することもできます。もしもMDK-ARMのライセンスを別途持っていれば、PSoC CreatorでMDK-ARMを使うこともできるようです。(しらんけど。)