M5StickCのSpeaker HatはD級アンプIC PAM8303 (3W、モノラル)を内蔵しています。
安くて小さいので、分解してPAM8303モジュール基板として利用するのもアリかなと思います。
(右は比較のため、ユニバーサル基板に386で組んだアンプ)
しかし! このSpeaker Hat、やたらノイズが大きく音質が悪い、ケーブルで延長したりすると音が鳴らない、異常発熱するなどの不具合がTwitter上で散見されます。私もM5Stamp Picoにつないでみて同様の不具合に悩まされました。
困っていたところ、Twitterで重大な情報を得ました。
実測してみた所、どうもC3/C4(電源のパスコン)のGNDが導通して無い感じ。 pic.twitter.com/Z3vTP0uytp
— comohiko@nkgateway (@nkgateway) 2021年3月25日
M5Stick-CのSpeakerHatのノイズ問題解決!やはりC3/4のGND側がN.C.になっていた。UEWでGNDにジャンパ飛ばしてみた。 pic.twitter.com/bV3JMQijNA
— comohiko@nkgateway (@nkgateway) 2021年3月27日
驚いて調べてみたところ、たしかにベタGND(水色)に離れ小島(緑色)ができてつながっていません!
そこで私もC3とC4をジャンパでGNDに接続する修正をほどこしたところ、見事に問題解決しました!
しかし、なぜこのような不具合が生じたのか疑問です。人為的なミスでビアを打ち忘れたとしても、ふつうはCADのチェックでエラーになるはずです。また、このレベルの不具合が見過ごされて広く世に出ているというのが意外です。