犀の角のように

愛情にしたがって苦しみが起る
愛情から禍いの生ずることを察して
犀の角のようにただ独り歩め
 仏典「スッタニパータ」より

いや、ブッダに言われんでもそれくらい分かってるんですがね。
それにしても「ダンマ・パダ」にしろ「ウダーナ・ヴァルガ」にしろ「スッタニパータ」にしろ、原始仏典の中のブッダの言葉ってものすごくハードボイルドなんですよね。おそらくそれがブッダの生の声で、大乗仏典に出てくるブッダは後世の仏教徒たちが望んだ虚像なんでしょう。
犀の角のようにただ独り歩め、ですか。
そうやって生きてきましたよ。ずっと。
でも僕は本当はどうしようもない寂しがりやなので、ブッダのようにハードボイルドにはなれません。僕はニルヴァーナの境地(涅槃寂静)に至ることはできないでしょう。