メモ:Windows10でギリシャ語入力

現代ギリシャ語の Monotoinc (鋭アクセントのみ使用) 表記ではなく、古典ギリシャ語の Polytonic 表記をWindowsで入力する方法。

ギリシャ語キーボードのインストール

[設定] → [時刻と言語] → [言語] でギリシャ語を追加

ギリシャ語のオプションで「ギリシャ語 Polytonic」キーボードを追加

言語の切り替え

通知領域に入力言語が表示されるので、ここから切り替える。
Windowsキー + Spaceキー でも切り替えることができる。

文字入力

  • Α → α, B → β など概ねラテン文字と対応したギリシャ文字が割り当てられている。
  • Η → η, Y → υ, F → φ, X → χ は、まあ分かる。
  • U → θ, J → ξ, W → ς, C → ψ, V → ω は、おぼえるしかない。
  • Q はアクセント記号用なので文字には使わない。

アクセントや気息記号などのキー入力

日本語配列キーボードのキー名で記す。
はてなブログの仕様のためか、正しく表示されないものが一部ある。

アクセント記号のみ
種類 キー 表示
鋭アクセント Q
重アクセント [
鋭アクセント @
気息記号+アクセント記号
種類 キー(無気) 表示(無気) キー(有気) 表示(有気)
アクセント無し : Shift + :
鋭アクセント / Shift + /
重アクセント ] Shift + ]
鋭アクセント ^ Shift + ^
下付きイオタ+アクセント記号
種類 キー 表示
アクセント無し Shift + @
鋭アクセント 右Alt + Q
重アクセント 右Alt + [
鋭アクセント 右Alt + @
下付きイオタ+気息記号+アクセント記号
種類 キー(無気) 表示(無気) キー(有気) 表示(有気)
アクセント無し 右Alt + : 右Alt + Shift + :
鋭アクセント 右Alt + / 右Alt + Shift + /
重アクセント 右Alt + ] 右Alt + Shift + ]
鋭アクセント 右Alt + ^ 右Alt + Shift + ^
母音分離記号
種類 キー 表示
アクセント無し Shift + Q または Shift + ; ϊ
鋭アクセント 半角/全角
重アクセント Shift + 半角/全角
鋭アクセント 右Alt + 半角/全角
その他
種類 キー 表示
長音記号 -
現代式鋭アクセント ; ά
母音分離記号 + 現代式鋭アクセント 右Alt + ; ΐ

セミコロン

Q → Space で入力。

メモ:自作キーボードのキースイッチとキーキャップ

基礎知識のメモ。

キースイッチ

  • Cherry MXスイッチ : いちばん有名なやつ。互換品が多い。
  • Kailh BOXスイッチ : Cherry MX互換でたぶんいちばん有名なやつ。

軸種

  • 赤軸 : リニア (クリック感のない静かなやつ)
  • 茶軸 : タクタイル (少しクリック感のあるやつ。少し音がする)
  • 青軸 : クリッキー (クリック感のあるカチャカチャうるさいやつ)

キーキャップ

  • フラットプロファイル (全行同じ形)
    • DSAプロファイル : いちばん入手性が良い。上面が少し狭い。
    • XDAプロファイル : DSAより上面が広い。
  • スカルプチャードプロファイル (行ごとに形が異なる)
    • OEMプロファイル : 市販のメカニカルキーボードの多くはこれ。
    • Cherryプロファイル : OEMより背が低い。

ピッチ

  • 標準的なキーの間隔(フルピッチ)は 0.75インチ = 19.05mm

キーのサイズと行

  • 通常のキーを 1u と呼ぶ。
  • 特殊キーには 1.25u、1.5u、1.75u、2u などのサイズがある。
  • スカルプチャードプロファイルではキーの行を R1~R4 と呼ぶ。
  • R1 は、ファンクションキーの行と数字の行
  • R2 は、QWERTYの行
  • R3 は、ASDFGHの行
  • R4 は、ZXCVBNの行と最下段の行
  • R1~R4を逆に呼ぶ場合もあるので要注意。

South Facing と North Facing

  • キースイッチのLED穴が下側(手前側)になるように実装するのが South Facing。
  • 上側(奥側)になるように実装するのが North Facing。
  • Cherryプロファイルなどは、South Facing前提の設計。(North Facing だと干渉する)
  • 透過キーキャップはたいてい上側に文字があるので、North Facing のほうが良い。

Eagleの基板図面からアクリル板のレーザー加工用データを作る

(2023/02/04 改訂)

やりたいこと

Eagleの基板図面(brdファイル)から、アクリル板のレーザー加工用のデータを作る。
ただしここでは、レーザー加工用のデータは工房Emerge+さん指定の下記のような形式のファイルとする。

  • SVG形式
  • 外側カットラインは ”outer” という名のレイヤーで色は青(0,0,255)、線幅0.001mm
  • 内側カットラインは ”inner” という名のレイヤーで色は赤(255,0,0)、線幅0.001mm
  • 指定のテンプレートファイルを使用する

作業の流れ

これがベストではないかもしれないが、とりあえず確立したフロー

  1. Eagleで基板図面にレイヤーを追加して加工図面を作図する。
  2. 加工図面をPDF形式 DXF形式 で出力する。
  3. InkscapePDFファイル DXFファイル をインポートする。
  4. 線幅・色・レイヤーを指定の形式にする。
  5. 座標を調整する。

(1) Eagleで作図

  • brdファイルを開いて、適当な名前のレイヤーを作成する。色はここで指定してもPDF出力のときに正しくは出ないので適当でもよい。


  • 作成したレイヤーに加工図面を作図する。その際、パターンなどのレイヤは非表示にしたほうが見やすい。また、線の太さはPDF出力のときに正しく出ないし、0.001mmでは見にくいので適当でよい。


(2) EagleからPDF形式 DXF形式 で出力する

  • 加工図面のレイヤーのみを表示した状態で、[File] > [Print] 。
  • [Printer] は [Printer to File (PDF)] を選択。
  • 出力先、用紙サイズ、向きなどを適当に指定し、[OK]。


  • 加工図面のレイヤーのみを表示した状態で、コマンド入力ボックスから「run dxf」を実行。

  • [Output file] に出力ファイル名を指定。
  • [Use wire widths] と [Fill areas] のチェックを外し、[OK]。


(3) InkscapePDFファイルDXFファイルをインポート

  • テンプレートファイル(SVG形式)を開く。
  • Outerレイヤーを選択。
  • [ファイル] > [インポート] でPDFファイルDXFファイルを選択してインポートする。


(4) 線幅・色・レイヤーを指定の形式に調整

  • [グループ解除]を何度か繰り返してオブジェクトをバラす。

  • 内側カットラインのオブジェクトを選択し、Shift + PgDn で Innerレイヤーに移動する。
  • 外側カットラインのオブジェクトを選択し、線の色を青(0,0,255)に。
  • 内側カットラインのオブジェクトを選択し、線の色を赤(255,0,0)に。

  • 内外のカットラインのオブジェクトを全て選択し、線幅を0.001mmに。
  • すると線が見えなくなるので、[表示] > [表示モード] > [アウトライン] に。


(5) 座標を調整する

微妙に座標の値がズレるので、手動で調整する。しかし、それなら (4) の作業をする代わりにトレースし直したほうが早いかもしれない。そもそもごくわずかなズレなので実際上は問題ないかもしれない。要検討。

DXFファイルをインポートした場合、座標の値のズレはほとんどないが、念のため確認する。

中華基板屋メモ

FusionPCB

  • 日本語対応のWebサイト
  • 筆者は利用実績あり (2014~2016年ごろなのであまり参考にならず?)
  • Eagle用のCAMファイルはEagleに付属している。(こちらの記事を参照)

Elecrow

  • 筆者は利用実績あり (2016~2017年ごろなのであまり参考にならず?)
  • 異種面付けでも見逃してくれるらしい
  • 進捗状況は当てにならない
  • Eagle用のCAMファイルは下記から(公式)

PCBgogo

  • 日本語対応のWebサイト
  • 進捗状況をオンラインで確認できる
  • 筆者は利用実績なし
  • Eagle用のCAMファイルは下記のものが利用できる(非公式)
    • GitHub - NaohiroIIDA/pcbgogo
    • ↑は半田面シルクのデータが出ない
    • そもそもPCBgogoはファイル名の制約が無いらしいのでFusionPCBとかのを使っても大丈夫そう

JLCPCB

参考サイト

フリーのガーバービューアについてメモ

Gerbv


Eagle7以降で吐いたガーバーをGerbvで見たらTXTだけスケールが狂ってやたらデカく表示される。ただしドリル径は変わらず。Eagle6.5のころはそんなことはなかった。

↑Eagle7.1以前と7.2以降の仕様の違いのようで、最新のEagleに付属しているFusionPCB向けのCAMファイルを使用するとこのような問題は起きない。これらのCAMファイルはEagleのインストールフォルダの下の examples\cam\examples にある。

ちなみに、最新のEagleで以前のFusionPCBのCAMファイルを使用すると下記のような警告が出る。


GC-Prevue

以前は無償版があったが今はなくなっている。また以前の無償版も有効期限切れで使用できなくなっている。

Viewplot


個人的な印象としては、Gerbvのほうが使いやすいかな。

基板屋さんのオンラインビューアで見たら?

  • Elecrowなどのサービスのオンラインビューアで確認すればよいのでは?

→ もちろん発注時にはオンラインビューアで再確認するけど、ローカルのツールで落ち着いて検図したい。

「コウ」と読む漢字

以前に書いたネタ↓についての詳しく調査し直しました。

古代中国語では全て異なる発音だった46個の漢字が現代日本語では同じ発音になっている例です。
(極端な例で恣意的なチョイスではありますが。)


(PDF版はこちら)

古代中国語(中古漢語)は鄭張尚芳による再建、北京語(普通話)はピンイン表記、広東語はイェール式ローマ字、韓国語はマッキューン=ライシャワー式ローマ字で表記しました。

今さらEagleメモ

常にベクターフォントを使う

Options > User Interface > Always vector font をチェック

部品のシンボルで型番をVALUEに表示

部品のライブラリでValueラジオボタンをOffにする。
(Onだとデフォルトで空欄となる。意味不明だがそういう仕様。)

部品のシンボルでピン名(ピン機能)やパッド名(ピン番号)を表示しない

部品のライブラリで、各々のピンのプロパティを開き、Visible を下記のように設定。

  • off : ピン名もパッド名も非表示
  • pad : パッド名のみ表示
  • pin : ピン名のみ表示
  • both : ピン名もパッド名も表示

回路図上でNAME(部品番号)やVALUE(型番、定数)の位置を調整

Smashボタンをクリックしてから部品をクリックするとNAMEとVALUEの基準位置の十字マークが現れる。

円弧を描く

  • Grid の Size を円弧の半径に設定
  • 円弧(Arc)ツールを選択
  • 時計回りの始点をクリック
  • 始点から180度の点をクリック (まず円を描く)
  • 時計回りの終点をクリック (円弧の出来上がり)

電源(GNDやVddなど)の部品

  • パッケージは無く、部品とシンボルのみ
  • 新たに作るなら既存のものをコピーして作るのが簡単
    • 部品のPrefixも変更すること
    • シンボルでピンのNameも変更すること

配線(Net)の名前変更

  • なぜか Infoボタンからは変更できないが、Nameボタンからは変更できる。

ビアの消し方

  • Deleteボタンでは消せない。Ripupボタンで消せる。

ポリゴンでパターンを描いてワイヤーと重ねる

  • ポリゴンの Rank を2以上に設定すること

レイヤーの色

Layer Settings のダイアログ (どのレイヤーを表示するか選択する画面) で、レイヤーをダブルクリックすると色設定のダイアログが出る。