無事中国から帰国しました

新年あけましておめでとうございます。
李徴は、3日に無事、中国から日本に帰国しました。
なんちゃって中国人の李徴としては、中国の土を踏むことは長年の念願だったのですが、ついに果たすことができました。初めての海外ひとり旅の6日間は新鮮な体験でした。まあ、慣れ親しんだ漢字の国なので、そんなに違和感はありませんでした。一人でも意外と何とかなるものです。言葉に関して感じたことは

  • 江南でも北京語が共通語として通じる。駅のアナウンスなどもすべて北京語。
  • 最低限の中国語の知識が意外と役立った。
  • 発音や四声がいい加減でも、意外と通じる。
  • 文字(中国語)で書けばほぼ確実に通じる。
  • 漢字で書かれている表示はなんとなく意味が分かる。
  • ホテルや空港では英語でOK。

というわけで込み入った会話は全くできませんでしたが、旅行するぶんにはあまり不都合はありませんでした。
たとえば長距離バスの駅でのこと。(中国の長距離バスは鉄道のような駅があります。) 勝手が分からないので、駅員らしき人に、「我想去上海(上海に行きたい)」と書いた紙を見せながら「我想去上海(ウォーシャンチーシャンハイ)」と言うと、「マイピャオ」と言われた。「マイピャオ」とは「買票」つまり、「票(切符)を買え」ということらしい。「ツァイナァル?(どこで?)」ときくと、指さされた。指さされた方に行くと、「售票」つまり「切符売り場」があり、窓口に行列ができていた。窓口でまた「我想去上海」と言うと、「几点?(何時?)」と訊かれた。出発時刻のことを言ってるらしい。なるべく早い便に乗りたかったが、中国語でなんて言ったらいいかわからない。しかたないので「可及的早急」と紙に書いたらなんとか分かってくれたようで、10分後に出る便の切符を売ってくれた。
まあ、万事そんなかんじでした。何とか意思疎通できたのは漢字のおかげ。同じことをインドとかロシアとかでやれと言われても僕には無理です。いやひょっとしたらイギリスやアメリカでも難しいかもしれない。やはり漢字のご利益は絶大です。たとえば「ENTRANCE」/「EXIT」と書いてあれば意味は分かるけれど「入口」/「出口」と書かれている方がなにか心安さを感じます。「乗換2号線上楼」と書かれてあれば「2号線への乗り換えは階段を上がって下さい」という意味だと直感的に分かります。
ほんとうに漢字はすばらしい。耳で聞いてもさっぱり分からない言葉が、文字に書いたら分かるのですから。