来し方を振り返ると、二十代の半ばを過ぎたころから急激に年月の経過が加速しているように感じる。
物心ついて間もない5歳のころと、小学4年になった10歳のころとでは、ほとんど別人といっていいほどの隔たりがあるし、10歳のころと、中学3年になった15歳のころとでは、やはり大きな隔たりがある。15歳のころと、大学に入った20歳のころとでは、そうとう変化があるし、20歳のころと、社会人になった25歳のころとでは、またけっこう変化がある。
が、25歳のころの自分と、今年32歳にならんとする今の自分を比較しても、なんか、あんまり変わってないなあと思う。ものの考え方や価値観はさほど変わっていないし、今の自分にできることのほとんどは25歳のころの自分でもできたと思う。
まさに光陰矢の如しで、知らぬ間に年月だけが流れてしまったようだ。岐阜にいた3年間はあっという間だったし、関西に戻ってきてからもう4年にならんとしていることに驚く。ありのすさびの7年間だったなあ。
いかん。いかん。本来的な有り方に立ち返らねば。
「全てのものは過ぎ去りゆく。怠ることなくなすべきことをなせ。」
(ブッダ臨終の言葉)