聖徳太子ゆかりの名宝

連日遅くまでのの残業と2週連続の休出。睡眠不足とストレスと薬の副作用による口の渇きにより、かつてないひどさの口内炎になり、日本語の発音にも支障をきたすほどになってました。昨夜久しぶりにグッスリ寝たので、だいぶマシになりました。


今日は、大阪市立美術館 特別展「聖徳太子ゆかりの名宝」(http://taishi.exh.jp/)に行ってきました。


叡福寺「聖徳太子絵伝」は赤と青の色使いが印象的。絹本は退色し、落剥も多いけれど、描かれた当時はものすごく鮮やかな画面だったんだろうなと思います。
太子の没後、一族は攻め滅ぼされるわけですが、絵伝には法隆寺五重塔から昇天する王子たちが描かれています。なんかイデオンの最終回みたい。みんな死んで飛んでいきます。


黒駒(太子の愛馬の黒い馬)がへたりこんでいる絵に「太子を驚かせたことを思い悩む黒駒」という解説が書いてあったのがとてもシュール(笑)。聖徳太子(当時39歳)ともあろうものが何をそんなに驚いたのか?
仏像ではいちばん心に残ったのは双身毘沙門天。わずか10センチほどのひじょうに小さな像ですが、とても力強い存在感がありました。やはり太子というと四天王、とりわけ毘沙門天ですね。


それにしても聖徳太子の像って圧倒的に童形が多いなあ。ショタ萌えを狙ってるのかなあ?