ドラゴンキングダム

ドラゴンキングダム、観てきました。
ジャッキー・チェンジェット・リーの夢の競演!
...というわりに、あんまり話題になってないような。なんでだろ???
大阪もミナミではなんばパークスシネマでしか上映してなかったし。



まあ、ストーリーはいたって陳腐。
というかもう絵に描いたようなハリウッド映画で、
最初の数分見ただけでもう最後までの展開みえみえなんですが。
(東洋風ネバーエンディングストーリーというか、異世界ファンタジー風ベストキッドというか。)

ただ、そんなことはこの際どうだっていい!
ジャッキーとリー師父が思いっきり暴れまわるんですよ!
中盤、ジャッキーとリー師父がタイマンで拳を交えるんですよ!
まさに奇跡の競演 キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

ジャッキーなんてもうとうに50過ぎてるのにあんなアクションこなせるてどんなんやねん?
おちゃらけ系のジャッキーが今回はちょっとシリアスキャラ。そしてシリアス系のリー師父が今回はけっこう笑いあり。かなり異色です。ていうか、ふつうに考えたら孫悟空はジャッキーの役だろうに。リー師父演じる孫悟空に最初ビックリした。一人二役で僧侶姿のほうのリー師父はやっぱりカッコイイね。これこそリー師父。

世界観は西遊記ベースのファンタジーですごくマンガチックな世界。でも、ちらほらと老荘や禅の言葉が出てきたりしたのが僕的にはとても懐かしかった。「無門の門」だとか「どっちが夢」だとか「水はもっとも柔らかいがどんな堅いものをも砕く」だとか。

中ボスの白髪の魔女のお姉たんもなかなか役にはまってていいかんじだったなぁ。ヒロインの女の子のことを"Bitch!"ってののしるんよ。クールで美人なお姉たんが"Bitch!"なんて言ったらいやーん。字幕は「ブス」になってた。お上品な翻訳だこと。

あー、ラストはもう100%ハリウッド映画。最初から分かってたけど。