家政婦は見た?

うちの会社で作っている、ある通信機器の試作機に「MAID IN JAPAN」の文字が刻まれているのを英語のテクニカルライター(技術関係の文章を英語で書いてくれる人)に指摘されました。恥ずかしいというより信じられませんね。
蛇足ながらいちおう辞書を引くと、

maid /méid/
[語源] 13世紀; maiden の短縮形
[名][C]
①[しばしば複合語で]お手伝い,女中 →(非差別的表現) housekeeper
 (ホテルの) メイド →(非差別的表現) room attendant
②(文語・古語)少女,おとめ;処女
③未婚婦人;中高年の独身女性(spinster)
(ジーニアス英和大辞典より)

②、③の意味は僕も知りませんでした。②の意味で"Maid of Orleans"というと「オルレアンの乙女」すなわちジャンヌ・ダルクのことです。
ジャンヌ・ダルクは仏語で"Jeanne d'Arc" つまり「アルク(地名)のジャンヌ」という意味の名前。英語では"Joan of Arc"(「アークのジョーン」)になりますね。当時の中世フランス語では"Johanne Darc"だそうな。