今日は奈良公園周辺を散策してきた。なぜか今日は奈良とは思えないほど人が多かった。
「鹿の角切り」を見た。何人もの勢子を使って鹿を追いたて、投げ縄で鹿の角を捕らえて鹿を取り押さえ、烏帽子をかぶった神官がノコギリで鹿の角を切り落とすという神事。まあ秋になると鹿の角が大きく硬くなって危険なので安全のために昔から行われているものだ。見物客のために、実況アナウンス(?)するおじいさんが面白かった。「シャターチャンスですよ!」などとしきりに叫ぶ。
奈良国立博物館の地下のミュージアムショップはなかなか充実している。ファンシーなデザインの仏様のクリアーファイルとか文具類が面白かった。真面目な内容の書籍とかもいっぱいおいてある。また、仏像に関する基礎知識を紹介するタッチパネル式のモニターがあって、なかなかよく作りこまれてあるのだが、解説がなんかあやしげ。「毘沙門天にはチョー美人の吉祥天という奥さんがいる」とか、「仏像を作るには15歳くらいの美少女をモデルにするのがよいと文献に書かれてある」とか。
そのほか三月堂、南大門、興福寺あたりをぶらぶらと。