最近読了的漫画

書くことがないので最近読んだマンガについて



鉄腕バーディー 11巻 ゆうきまさみ 小学館
帯に、よしもとばなな氏推薦の言葉。 「バーディーが力持ちに見合った性格をしているところがとってもリアルです。」 ...純文作家ならもうちょっとらしいコメントをしてほしい。ってぜんぜん「バーディー」の感想じゃないですが。

破壊魔定光 12巻 中平正彦 集英社
学生時代から読み続けてましたがついに完結。「エヴァ」の影響をつよく受けた作品でしたが、なかなか面白かった。主人公らがやたらワイルドなのもエヴァ系にしては珍しい。定光×神代は良いかんじでした。「エヴァ」にしろ「破壊魔」にしろ、途方もないことを企てた母親がじつは諸悪の根源のような気がします。

修道士ファルコ 青池保子 白泉社文庫
中世ドイツの修道院の物語。青池保子はとてもよく取材と勉強をしてると思います。そしてその円熟した筆が中世の修道院をよく描き出しています。個性的な修道士たちのやりとりにもニヤリとさせられます。
印象的なキャラは娼婦のフィリス。「聖女マグダレネ (マグダラのマリア) は娼婦だったのよ。罪の女だってちゃんと天国へ行けるんだからね」というセリフが彼女のその後を暗示します。考えなしだが根は意外に純真なのがいいかんじ。聖女サウラの奇跡に与り、後に尼僧となります。フィリスと院長の尼僧らしからぬやりとりにもくすぐられます。

フルーツバスケット 19巻 高屋奈月 白泉社
いよいよ終盤に入ってきました。この作品はキャラを一人一人よく掘り下げて描いているのが好きです。夾×透は確定のようですね。ということは由希×真知ですね。よしよし。( 真知萌え〜 )  本筋はかなり重いストーリーなので、どういう結末になるのか気になります。