CocoaPodsの導入

CocoaPodsとは?

XcodeでのiOS/Macアプリ開発をアシストしてくれるライブラリ管理ツール。
コマンドラインで使用する。

インストール

OS X El Capitan以降ではroot権限でもシステム領域へのアクセスが制限されるのでインストール先を指定してインストールする。

sudo gem update --system
sudo gem install -n /usr/local/bin cocoapods
pod setup

使い方

Podfileの生成

Xcodeが開いていれば閉じておく。
プロジェクトのディレクトリ(*.xcodeprojファイルのあるディレクトリ)で下記コマンドを実行する。

pod init
Podfileの編集

Podfileという名前のファイルが生成されるのでテキストエディタで開いて編集する。
下記はCocoaAsyncSocketをインストールする場合の追記例。

use_frameworks! # Add this if you are targeting iOS 8+ or using Swift
pod 'CocoaAsyncSocket' 
ライブラリをインストール

初回は下記コマンドを実行する。

pod install

2回目以降(ライブラリの追加/削除)は下記コマンドを実行する。

pod update

ワークスペースを開く

プロジェクトのディレクトリに、ワークスペースファイル(*.xcworkspace)ファイルができるので、以後はプロジェクトファイル(*.xcodeproj)ではなく、そちらをXcodeで開く

  • xcodeproj(青っぽいアイコン) = ユーザアプリのプロジェクト
  • xcworkspace(白っぽいアイコン) = ユーザアプリとライブラリのプロジェクトを含むワークスペース

コードを書く

あとは、コード上でライブラリをimportすれば使用できる。
下記はCocoaAsyncSocketの例。

// Objective-C
// When using iOS 8+ frameworks
@import CocoaAsyncSocket; 
// OR when not using frameworks, targeting iOS 7 or below
#import "GCDAsyncSocket.h" // for TCP
#import "GCDAsyncUdpSocket.h" // for UDP
// Swift
import CocoaAsyncSocket