今回はサンプルコードのビルドとボードへの書き込みをやってみます。以下の2つを試します。
- Edge Test:GPIO、UART、ADC、I2Cなどのハードウェア機能のデモ。
- Makefile Project Template : 自分でプロジェクトを作るためのテンプレート。
(1) Edge Test
4つのLEDを点灯し、マイクと加速度センサからの取得したデータを115200ボーのシリアル通信で送信します。ボタン14を押すと省電力のためにオフします。4つのLEDはGoogleカラーの赤・青・緑・黄ですね。
プロジェクトのディレクトリ
~/AmbiqSuite/boards/SparkFun_Edge_AmbiqSDK_BSP/examples/example1_edge_test
シリアルポートの接続とデバイスノードの確認
SparkFun FTDI Basic Breakoutを介してSparkFun EdgeボードをPCのUSBポートに接続します。必ず3.3Vのものを使うことと、向きを間違えないように気を付けてください。向きは「GRN」「BLK」のシルクを目印にして合わせます。SparkFun EdgeボードをPCに接続する前後でシリアルポートを一覧して、追加されたものがSparkFun Edgeボードのシリアルポートです。
Makefileの修正
上記プロジェクトディレクトリの gcc/Makefile をテキストエディタで開き、「SERIAL_PORT ?= 」の行を修正します。たとえば、SparkFun Edgeボードのシリアルポートが /dev/ttyUSB0 であれば、下記のように修正します。
#### Bootloader Configuration SERIAL_PORT ?= /dev/ttyUSB0
ビルド
以下のコマンドを実行します。
cd ~/AmbiqSuite/boards/SparkFun_Edge_AmbiqSDK_BSP/examples/example1_edge_test/gcc
make clean
make
ボードへの書き込み
SparkFun Edgeボードのボタン14を押しながらリセットボタンを押し、ボタン14を押したままリセットボタンを離します。これでSparkFun Edgeボードはプログラム書き込み待ちになります。ボタン14を押したまま下記のコマンドを実行すると、SparkFun Edgeボードにプログラムが書き込まれます。組込みマイコンではおなじみのシリアル書き込みの作法ですが、書き込み中もボタン14を押し続けないといけない点が要注意です。ちょっと操作しにくいですね。片手でボタン14を押して片手でEnterキーを叩きましょう。
sudo make bootload
(2) Makefile Project Template
プロジェクトのディレクトリ
~/AmbiqSuite/boards/SparkFun_Edge_AmbiqSDK_BSP/examples/SparkFun_Edge_Project_Template
ビルドと書き込みのコマンド
プロジェクトのクリーン
make clean
プロジェクトのビルド
make
ボードへのプログラム書き込み
sudo make bootload
参考URL
この記事は下記のSparkFunのページをもとに書きました。
learn.sparkfun.com