親しくつきあっていた叔母が亡くなった。5年間の闘病生活だったが最後は眠るように逝ったと聞いた。同年代の従兄がいて、僕が幼い頃から最も親しくしていた親戚だった。よく遊びに行ったりして世話になった。とても悲しく、寂しい。
2年前祖母が逝ってから、去年に伯母が逝き、そして今度は叔母が逝った。ずっと家族のようにつきあってきた一族からたてつづけに愛しい火が消えた。
残った僕らはこれまで以上につきあいを深めたい。僕のルーツであるとても大切な縁だから。



仏説に「諸法無我」という。単独者としての自我は存在し得ない。全てのものは縁から生じる。どうも僕はいつも自分のことで頭がいっぱいなんでけれど、縁なしには今の自分はありえなかった。
僕は世捨て人で、世俗の煩瑣な縁をなるべく断って生きてきた。それはこれからも変わらないだろう。最期はこの世との縁とすべて消して涅槃に入りたい。でもそれまでのあいだは、せめてこの手に残った縁は大切にしたい。機械研や、すず師匠や、「兄」と呼ぶ従兄たちや。