LEDの色と電圧

秋月で売ってたRGBフルカラーLED OSTA5131A。
5V電源、制限抵抗220Ωで順方向電圧を測ってみると、
Vr = 1.96V V, Vg = 2.98V, Vb = 2.91V


あれ? なんで緑のほうが青より高いんだろ?
ここで高校の物理を思い出してみよう。


電子の位置エネルギーは、電気素量×電位
光のエネルギーは、プランク定数×振動数 = プランク定数×光速度 / 波長
それが交換されるんだから


e*V = h*c/λ
V = h*c/λ/e


Google先生によると
c = 299792458 m/s
e = 1.60217646 * 10^-19 C
h = 6.626068 * 10^-34 kg m^2 /s
らしいので


V[V] = 1239.842 / λ[nm]


OSTA5131AのデータシートによるとRGBそれぞれの主波長の典型値は、
λr = 635nm, λg = 525nm, λb = 470nm


上の式より、対応する電位の理論値は
Vr = 1.95V, Vg = 2.36V, Vb = 2.64V


赤は理論値に近いけど、緑と青は大きく離れてますねぇ。
まあ、実際のLEDは単色光じゃないし、主波長なんて人間の生理現象で決まってるもんだし、大学では光らないって習った間接遷移半導体が実際には使われてたりするし。いろいろあるんでしょうねぇ…