パソコンで任意周波数の正弦波のWAVファイルを作って、ヘッドホン出力をオシロで見ると、10kHz以上でも滑らかな正弦波が再生できていて、19.5kHzあたりまで平坦なゲインで、19.7kHzあたりで3dB落ち、20kHzあたりで15dB落ち。かなり急峻なカットになってるね。
やはりオーディオ用DACはマイコン内蔵の汎用DACみたいなただのサンプル&ホールドではないようだ。そらアップサンプルして補間フィルタ通さないと10kHz正弦波@44.1kHzサンプルが滑らかなカーブになるわけないわな。
Excelでちゃらっとシミュレーションしてみたところ、8倍アップサンプルで32タップのFIRフィルタならかなりいい感じ。カクカクガタガタなサンプルから不思議なくらいきれいな正弦波が再生される。いや、理論上は当たり前なんだけど。
青線:10kHz正弦波@44.1kHzサンプル
赤線:8倍アップサンプル、32タップFIRフィルタ(カットオフ20kHz)
FIRフィルタの係数