メモ:IrfanViewでWebP画像を開く

  • 最近増えてるWebP形式の画像 (.webpファイル)
  • IrfanViewではデフォでは開けない
  • プラグインをインストールすれば開ける

プラグインのページ:IrfanView PlugIns
64ビット版はこちら:IrfanView 64-bit version
結局ここに誘導される:IrfanView download latest version

64ビット版であれば、「IrfanView All Plugins - 64-bit Windows Installer」をダウンロードしてインストールする。

低融点ハンダで基板から部品を外す

やりたいこと

ビスマスと鉛ハンダから低融点ハンダを作り、これを使ってプリント基板から部品を外す。

低融点ハンダの材料

ビスマス50%、スズ30%、鉛20%の合金は融点が100℃程度になります。通常の鉛ハンダ(スズ60%、鉛40%)の融点が183℃ですから、それよりもかなり低いです。このような合金はビスマスと同量の鉛ハンダを融かして混ぜることで作れます。

市販のビスマスには、結晶標本のものと、チップ状ないしインゴッド状のものとがあります。前者のほうがより少量での購入ができますが割高になります。いずれもAmazonで購入できます。


低融点ハンダの作り方

まず、ビスマスをニッパー等で適量だけ切り取り、精密はかりで重量をはかります。

次に、同じ重量の鉛ハンダを精密はかりを使ってはかり取ります。

ビスマスと鉛ハンダを陶器の小皿にのせ、ハンダごてで融かして混ぜます。

手早く混ぜるとサラサラの液状になり、表面張力で丸い粒になります。もたもたと加熱を続けているとやがてドロドロの泥状になってしまいます。その場合はフラックスを与えてやればサラサラの液状に戻ります。液体のときはキラキラ輝く銀色ですが、冷えて固まると白っぽくなります。

部品の外し方 (ハンダごて1本で)

SOPパッケージのICなどはハンダごて1本で外せます。まず、部品の足にフラックスを塗ります。作成した低融点ハンダをハンダごてで盛っていき、片側の足が全てつながるようにします。温調ハンダごてであれば低めの温度に設定したほうが良いでしょう。また、周囲の部品とブリッジしたり樹脂部品を融かしたりする恐れがあるときはマスキングテープで養生します。

両側の足を交互に加熱して全ての足を浮かせ、ピンセットで部品を取り外します。あとはハンダ吸い取り線できれいに拭き取ります。

太いスズメッキ線をU字形に曲げて全ての足をつなげるようにハンダ付けし、熱が両側に伝わるようにする方法もあります。

部品の外し方 (ホットプレート使用)

QFPパッケージのICなど、ハンダごて1本では外しにくい部品もホットプレートを使えば外せます。まず先ほどと同様に部品の全ての足に低融点ハンダを盛ります。

フラックスを塗り足し、基板をホットプレートに置きます。ホットプレートの温度は150℃くらいに設定します。外したい部品に集中して加熱するために、アルミ板などで作った下駄を外したい部品の下に敷くとベターかも。

基板の温度が100℃を超えると低融点ハンダのみが融けて銀色に輝きだします。150℃では他のハンダは融けないので、外したい部品のみをピンセットなどで取り外すことができます。部品を外したらすぐにホットプレートを切って冷まします。


注意

言うまでもなく鉛は有毒な金属です。この作業に使用した精密はかり、小皿、ホットプレートなどは食品に用いてはいけません。あと、やけどしないように注意しましょう。

メモ:IAR EWARMで関数の最適化指定

  • #pragma で optimize の値を指定する。
  • none, low, medium, high, size, speed 等から指定する。
  • 直後の関数にのみ影響する。
  • 最適化レベルを下げる方向にのみ有効
    (コンパイラオプションで指定した最適化レベルよりも高い場合は無視される。)
  • size や speed などは 最適化レベル[高]でのみ有効。
  • 詳細は「IAR C/C++ 開発ガイド」の リファレンス情報 > プラグマディレクティブ > optimize

【例】

#pragma optimize=none
void hoge(void)
{
    /* 何らかの処理 */
}

WindowsのCOMポートを区別しやすくする

マイコン開発をやってるとCOMポート番号がどんどん増えていき、同時に接続したときにどれがどれか分からなくなる問題の対策。

バイスマネージャで確認

まず基本から。デバイスマネージャ(Win+X, M)で確認。「表示」→「非表示のデバイスの表示」で、いま接続されていないデバイスも表示できる。もう使わなくなったデバイスはここでアンインストールして整理するのも一手。
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分かりやすい名前を付ける

バイスマネージャに表示されるCOMポートの表示名は「Arduino Uno (COM9)」のような分かりやすい場合もあるが、「USB シリアル デバイス (COM3)」のように一般的すぎて分かりにくい場合もある。

そのような場合、レジストリを編集して分かりやすい名前( Friendly Name )を付ける。手順は以下の通り。レジストリの編集は自己責任で。

【FTDIのUSBシリアル】
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\FTDIBUS

【その他のUSBシリアル】
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\USB

【Bluetoothシリアル】
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Enum\BTHENUM
  • 例えばCOM3の表示名を変更したい場合は、F3で「COM3」を検索
  • FriendlyName という名前のレジストリが見つかるので、適当な名前に編集する

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  • バイスマネージャで確認すると名前が変わっている

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Tera Termでの名前の確認

Tera Termでは、「ファイル」→「新しい接続」では Friendly Name が表示される。
f:id:licheng:20220212110514p:plain:w400

「設定」→「シリアルポート」ではプルダウンメニューにはポート番号しか表示されないが、下の方の欄に Friendly Name が表示される。
f:id:licheng:20220212113616p:plain:w400

接続先ごとに設定を保存してショートカットを作成

Tera Termの設定は、「設定」→「設定の保存」で名前を付けてINIファイルに保存でき、「設定」→「設定の読み込み」で読み込むことができる。

しかし、同時に複数のシリアルポートを開いて作業するときにこの操作は少し面倒である。そこでショートカットを作成しておく。手順は以下の通り。

  • 検索ボックスでTera Termを検索し、「ファイルの場所を開く」をクリック

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  • そこにTera Termのショートカットがあるので、適当な場所にコピーしてから適当な名前に変える
  • コピーしたショートカットのプロパティを開き、「リンク先」の末尾に /F オプションでINIファイルを指定する。

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【例】
"C:\Program Files (x86)\teraterm\ttermpro.exe" /F=GR-ROSE.INI

Bluetoothシリアルポートの方向の確認

Bluetoothシリアル(SPP)のポートは1デバイスに対して2つ(着信と発信)できるので、デバイスマネージャではどっちがどっちか分からない。その場合は次の手順で確認する。

Windowsの「設定」>「デバイス」>「Bluetoothとその他のデバイス」の画面の右端にある「その他の Bluetooth オプション」を開く。
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Bluetooth 設定」の画面が出るので「COMポート」タブを開く。
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「発信」か「着信」かを確認できる。PCからデバイスに接続しに行くのが「発信」であり、デバイスからPCに接続しに来るのが「着信」である。PCとマイコンを接続する場合は「発信」のほうを使うことが多い。

Arduino IDE や IDE for GR のビルド出力先を固定する

Arduino IDEIDE for GR のビルド出力先を固定したい場合、設定ファイル( preferences.txt )で build.path を指定する。

build.path=C:\tool\temp

Windowsの場合、Arduino IDE の preferences.txt は下記のフォルダにある。

%LOCALAPPDATA%\Arduino15\
(通常は C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Arduino15)

同様にWindowsの場合、IDE for GR の preferences.txt は下記のフォルダにある。

%APPDATA%\Arduino15\
(通常は C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Arduino15)

※ preferences.txt を編集する前に必ずIDEを閉じておくこと!

GR-SAKURA等のUSBストレージ方式のプログラム書き込みができるがじぇるねボードの場合、IDE for GR でビルド出力先を固定して、出力された bin ファイルを保存しておけば、IDE for GR無しでプログラムの書き込みができる。

参考


ちなみに

inoファイルを開くときにArduino IDEIDE for GR を選択して開きたい場合、コンテキストメニューの「送る」に Arduino IDEIDE for GR を追加しておくと便利である。「送る」への追加は、Win+R から「shell:sendto」を実行して SendTo フォルダを開き、ここにアプリのショートカットを追加する。

メモ:ステッピングモータ 24BYJ48, 28BYJ48

  • 安価で小型のステッピングモータ 24BYJ48, 28BYJ48
  • 2相ユニポーラ
  • 2つのセンタータップどうしが内部で接続されている
  • 24BYJ48は本体円筒部分の直径が24mm、28BYJ48は28mm
  • 各々、5Vタイプと12Vタイプがあるので要注意
  • ステップ角 = 5.625° , ギア比 = 1/64
  • 結線図 (ケーブル色は製品によって異なる可能性あり)

  f:id:licheng:20220207125100p:plain:w240
  A1:桃(2) , A2:橙(4) , B1:黄(5) , B2:青(1), COM:赤(3)

バイポーラ駆動したい場合

24BYJ48, 28BYJ48はユニポーラのステッピングモータであり、しかもセンタータップどうしが結線されているので、本来はバイポーラ駆動では使えません。しかし、センタータップどうしの結線をパターンカットすればバイポーラ駆動できます。その場合、センタータップ(赤)は未接続にします。このような改造例の記事は日本語でも数多く見られます。(「28BYJ48 バイポーラ化」でググってください。)

では、無改造の24BYJ48をバイポーラ駆動したらどうなるでしょうか? じつは、無改造でも回転しちゃうのです。(たしかに理想的にはセンタータップどうしが結線されてても大丈夫な気もしますが、現実にはよく分からないので推奨はしません。)

入手先

ローソンのコピー機でPDFを原寸印刷

今時はコンビニのコピー機でPDF等の印刷ができますが、デフォルトではやや縮小されて印刷されます。正しい寸法で原寸印刷(等倍印刷)したい場合、ローソンのコピー機の場合は次のようにします。

「用紙にあわせる」を「しない」に設定します。
f:id:licheng:20220202204338j:plain:w300

次のような警告が出ますが「OK」します。
f:id:licheng:20220202204937j:plain:w360

以上で原寸印刷できます。ただし、警告にあるようにローソンのコピー機は縁無し印刷はできず、上下左右に5mmほどの余白を取る必要があります。