片丘馬坂陵と達磨寺

ご陵さん

僕の出身中学の裏山には天皇のお墓があります。
孝霊天皇陵。石碑には片丘馬坂陵(かたおかうまさかのみささぎ)とみえます。
神武天皇からかぞえて七代目にあたる伝説上の天皇の陵墓です。
地元では「ご陵(りょう)さん」と呼ばれています。


山を東にくだったあたりにあるお寺が達磨寺。
聖徳太子ゆかりのお寺です。
達磨大師が化身した飢人に聖徳太子が食物と衣服を与えたという伝説の地に建つお寺。
境内には片岡八郎の墓、片岡春利の墓あります。
片岡八郎・春利の墓

片岡氏とは中世の昔、興福寺の配下でこの近郷を治めていた土着の武士団。いわゆる国人かな。
片岡八郎鎌倉時代末の当主。護良親王の討幕軍に加わって討ち死にしたとか。
片岡春利は戦国時代末の当主。筒井順慶の妹の婿。


そして今日はじめて知ったのですが、
写真の右端に写ってるショボい墓は、かの松永久秀の墓だそうです!
将軍を暗殺したり、東大寺の大仏殿を焼き払ったり、最後は織田信長に逆らって信貴山で爆死したり(※)とハデな生涯を送った乱世の梟雄の墓にしてはあまりにもショボッ!!


(※)たしか『へうげもの』1巻の冒頭でも描かれてましたね。