巨大なプロジェクトの開発をやっていると、目的の箇所をエディタで開くだけでも一苦労なときがある。なにしろ、膨大な行数、膨大なファイル数、ややこしいディレクトリ構成である。(勝手に整理することはもちろん許されない。) 目的のファイルを探すだけでも面倒。どの処理がどこに書かれてあったかなんて、とうていおぼえきれないので、しょっちゅうgrepで検索しないといけない。そうやってせっかく目的の箇所にたどりつけても、しばらくしたらまた忘れてしまって同じことの繰り返し。
そこで簡単な道しるべファイルを作っておくことにした。道しるべファイルはただのテキストファイル。これをプロジェクトのトップディレクトリに置く。道しるべファイルには、
- 自分がよく編集するソースファイルのパス
- 自分がよく編集する関数名
を記し、適宜コメントを書いておく。書式は自由。自分が見て分かりやすいように書く。ただそれだけ。そして、秀丸で次のことをしておく。
- 「ファイルタイプ別の設定」の「表示とカラー」の「ファイル名と思わしき場所」をチェック
- トップディレクトリでtagsファイルを作成 ( 「サブフォルダも検索」で )
こうしておけば、秀丸で道しるべファイルを開き、ファイルパスないし関数名が書かれている箇所で Ctrl+F10 することで目的のファイルが開く。関数名ならば目的の箇所にジャンプできる。まあ、当たり前の機能を使ってるだけだけど、これを作っておくだけで、だいぶと余計なストレスが軽減された。