GR-SAKURA(というかRXduino)では、外部割り込みIRQ0〜IRQ7の処理はライブラリの中に隠蔽されていて、ライブラリ関数を用いて割り込み処理関数を登録するんですね。そして、IRQ0〜IRQ7はポートP10〜P17に割り当てられています。TQFP100ピンにはP10とP11は存在しないので、GR-SAKURAで利用できるのは、IRQ2〜IRQ7(P12〜P17)です。これらのピンはArduino互換コネクタにはなく、拡張コネクタCN10にあります。
毎度思うことですが、隠蔽されたライブラリの中でどのようなリソースがどう使われているか不透明なうえに、都合が悪くてもいじれない(orいじりにくい)のが、GR-SAKURAのモヤっとするところですね。まあ、本来は商用であるRXduinoライブラリおよび特電HALライブラリを特別に無償で使わせてもらってるわけなので、文句を言うのは筋違いなのは承知してますけど。
それはさておき、FM音源チップYM2203の~IRQを、GR-SAKURAのIRQ5(P15)に接続して割り込み処理をするひな形を作成しました。P15の立ち下がりで割り込みがかかることは動作確認OKです。
#include "rxduino.h" /** * YM2203のIRQ割り込み処理 */ void YM2203_irqHandler(void) { ; // TODO ここに処理を書く } /** * 初期設定 */ void setup() { // IRQ5(P15)の立ち下がりエッジ割り込みにハンドラを登録 attachInterrupt(5, YM2203_irqHandler, FALLING); }