MPU-6050系モーションセンサまとめ

6軸モーションセンサではSTマイクロのLSM6DS3とならんでメジャーなTDK InvenSenseのMPU-6050。派生型番がいろいろあってややこしいのでまとめ。

f:id:licheng:20190216221214p:plain:w500

  • MPU-6050はI2Cのみで4mm角QFN。
  • MPU-6500はI2C/SPIで3mm角QFNだけどあまり見かけない。
  • MPU-9150 = MPU-6050 + AKM8975 の9軸だけど既にディスコン
  • MPU-9250 = MPU-6500 + AKM8963 の9軸。

これらMPU-xxxxがたぶん旧InvenSenseの型番でスイッチサイエンスとかでモジュール基板が手に入りやすい。しかし、新規に基板を起こすなら非推奨。以下のようなICM-xxxx型番のものを採用すべし。ただ、ICM型番のものはまだモジュール基板はあまり出回っていないようだ。

  • ICM-20689はMPU-6050と同じ4㎜角QFNの6軸でI2C/SPI、ただしDMP無し。
  • ICM-20648/20948はMPU-6500/9250と同じ3㎜角QFNの6軸/9軸。
  • ICM-20602は3mm角LGA(手ハンダ不可能!)の6軸、DMP無し 。

おもなピンの配置はおおむね同じだけど若干異同あり。また、特性のパラメータにも異同あるので必ずメーカーのカタログとデータシートを参照のこと。