やりたいこと
Spresense用のBLEアドオンボードであるBLE1507 (BLE for Spresenseのファームウェアを書き換えたい。
- BLE1507には、BLE serialization FW と NUS(Nordic UART Service) FW の2種類のファームウェアが用意されている。
- 出荷時にはBLE serialization FWが書き込まれている。
- BLE serialization FWはSpresenseのSDKでBLE通信を制御できる。
- NUS FWはより簡単なBLEシリアル通信用であり、SpresenseからはSerial2で通信する。
- いずれのファームウェアも製品WebサイトからHEXファイルをダウンロードできる。
用意するもの
- BLE1507
- Spresenseメインボード (電源供給用)
- J-Link
- Tag-Connect書き込みケーブル TC2030-CTX-NL 6-Pin (※なければ慎重にワイヤをハンダ付けする)
- J-Linkソフトウェア
- ファームウェアのHEXファイル
Tag-Connect 書き込みケーブルがない場合
- BLE1507のファームウェア書込みポートJ1にワイヤをハンダ付けしてJ-Linkと結線する。
- ショートしないように注意。必要に応じて拡大鏡や顕微鏡を使用すること。
- J1のピン配置はメーカーの資料で確認。 FW書き換え用コネクタJ1の配置【PDF】
- 結線は下図の通り。


接続
- BLE1507をSpresenseメインボードに挿す。向きと位置を間違えないように注意。
- BLE1507をJ-Linkに接続し、J-LinkをPCに接続する。ピンヘッダの向きを間違えないように注意。
- SpresenseメインボードのUSBコネクタに給電する。
書き込み
- 書き込みソフトは J-Flash または J-Flash Lite を用いる。
- ここでは簡単な J-Flash Lite を用いることにする。
- Target device は NRF52832_XXAA、Target interface は SWD を選択する。BaseAddrは0x00000000でよい。

- OK で次の画面に進む。
- Data File に ファームウェアのHEXファイルを指定し、Program Device をクリックすると、書き込みが実行される。
