SoftDeviceとは
NordicのnRF52のSDKによる開発でBLEの機能を使うためにはユーザーアプリケーションとは別にSoftDeviceなるものをあらかじめROMに書き込んでおく必要がある。SoftDeviceとは何かというと、要するにBLEのプロトコルスタックのライブラリであり、アプリケーションとは独立してROM/RAMの別エリアに配置されるらしい。
SoftDeviceの入手
nRF52に対応したSoftDeviceには以下のものがある。
- S132 BLE ペリフェラル&セントラル (nRF52832であれば通常これを使う)
- S140 S132の拡張。Bluetooth5のサポート (nRF52840用?)
- S212 ANT (このSoftDeviceはサードパーティー製)
- S332 ANT と BLE (このSoftDeviceはサードパーティー製)
ちなみに、Laird製のnRF52搭載モジュール BL652 には、S132 v3.0.0が、独自ファームウェアとともにあらかじめ書き込まれている。
S132は、NordicのnRF52832のページの[DOWNLOADS]の[Soft Devices]からダウンロードできる。
SoftDeviceの書き込み
SoftDeviceの書き込みにはnRFgo Studioを用いる。nRFgo Studioは、NordicのnRF52832のページの[DOWNLOADS]の[PC software]からダウンロードする。
または、Keil uVisionから書き込むこともできるらしい。