仁木英之『僕僕先生』おもしろい。
http://www.shinchosha.co.jp/bokuboku/
http://www.amazon.co.jp/dp/4101374317/
ボクっ娘のツンデレ仙人とお気楽なぐうたら青年のかけ合いがおもしろい中華ファンタジー。挿し絵も良い味出してる。
働いたら負けかなと思ってるニートが美少女の仙人に気に入られて…という、ご都合主義的展開だけれども、神仙の道の源流である老荘思想ってニート的価値観とマッチするようにも思う。
「世間には大きな道が二つある。孔孟と老荘だ」
主人公の父は元エリート官僚。かつてはひたすら立身出世の道を歩んできた孔孟の徒だった。その父の成した財に寄りかかって安逸な暮らしを楽しむ道楽青年。なんか現代日本のような話だが。
