基本的にビルド環境として使うので、無用のトラブルを避けるために日本語Remix版は使わず、言語も「English」でインストールする。ただし、キーボードは日本語キーボードを使用するのでその点を注意する。
- VirtualBox 6.0.4
- ホストOS: Windows 10 Home 1809 (64ビット)
- ゲストOS: Ubuntu 18.04LTS
ISOイメージの入手
- UbuntuのWebサイトから Ubuntu Desktop 18.04LTS のISOイメージファイル (ubuntu-18.04.x-desktop-amd64.iso) をダウンロードする。
仮想マシンの作成
- VirtualBoxの「仮想マシン」>「新規」で仮想マシンを作成する。
- OSのタイプとバージョンは「Linux」「Ubuntu(64bit)」を選択する。
- 仮想ハードディスクのサイズはデフォルトでは10GBであるが余裕をもって設定する。
Ubuntuのインストール
Ubuntuのアップデート
- ログインすると「Software Updater」のダイアログが出るので「Install Now」を選択。
- アップデートが完了したら「Restart」で再起動。
- ログインして「Activities」から Terminal を起動。
- Terminalを「Add to Favorites」でドックに追加。
- 不要なアイコンは「Remove from Favorites」でドックから削除。
- Terminalで下記コマンドを実行してaptパッケージを更新する。
sudo apt update sudo apt upgrade
コピペと画面リサイズの設定 (Guest Additions)
Guest Additionsをインストールする。
- 仮想マシンのメニューから「デバイス」>「Guest Additions CDイメージの挿入」を選択。
- 「Would you like to run it?」で「Run」を選択。
- インストールが完了したら、デスクトップにあるGuest AdditionsのCDを「Eject」する。
- 仮想マシンのメニューから「仮想マシン」>「設定」>「一般」>「高度」>「クリップボードの共有」を「双方向」に設定。
- Ubuntuをいちど「Power Off」して再起動。
以上で、ゲスト⇔ホスト間のテキストのコピペと、ゲストの画面リサイズができるようになる。
ネットワークの設定
- 仮想マシンの「設定」>「ネットワーク」
- アダプタ1 : 「NAT」
- アダプタ2 : 「ホストオンリーアダプタ」
Windows10では、「ホストオンリーアダプタ」でネットワークアダプタを選択できない場合がある。その場合は下記手順でネットワークアダプタを追加する。
- 「ファイル」>「ホストネットワークマネージャー」で「Create」する。
- 「DHCPサーバ」を「有効」にする。
共有フォルダの設定 (samba)
VirtualBoxの共有フォルダ機能は使わない。
sambaでUbuntuのホームディレクトリをWindows側に見せる。
まず、sambaをインストールする。
sudo apt-get install samba sudo vi /etc/samba/smb.conf
smb.confのホームディレクトリ共有設定の記述を下記のように修正。
[homes] comment = Home Directories browseable = no read only = no valid users = %S
sambaユーザを設定し、sambaのサービスを再起動。
sudo smbpasswd -a ユーザ名 # Ubuntuのユーザ名と同じ名前を設定。 sudo systemctl restart smbd nmbd
IPアドレスを確認する。Ubuntu 18.04ではデフォルトではifconfigコマンドは無く、ipコマンドを使う。
ip address show
たとえばIPアドレスが192.168.246.3であったら、Windowsのエクスプローラで \\192.168.246.3 と入力すれば共有フォルダにアクセスできる。
その他のツールのインストール
sudo apt-get install unzip sudo apt-get install tar sudo apt-get install git sudo apt-get install curl sudo apt-get install python3 sudo apt-get install build-essential