我流のメモです。
やりたいこと
Fusion360等のCADから出力した基板外形のDXF形式データをEagleにインポートする。
手順
EagleのBoardのウィンドウで [File] → [Run ULP] を選択し (またはツールバーでULPのアイコンをクリックし)、 上記の import-dxf.ulp を実行する。
- File name:DXFファイルを指定
- X Origin, Y Origin:原点位置をオフセットしたいならmm単位で指定
- Line Width:線の太さは「0」としておく
- Import to layer:基板外形なので「20 - Dimension」を指定
- Prefer poligon output:チェックを外す
- Input Unit:入力単位は「Metric (mm)」を選択
上記のように設定して「OK」で実行する。
するとDXFファイルのデータがBoardに取り込まれる。
問題点
上記の手順だけでは以下の問題点がある
- 基板外形以外の線も「20 - Dimension」のレイヤー上の線となっている。
- ドリル穴がだたの円になっている。
- 円弧が再現されず直線になっている。
修正
(1) 線のレイヤー移動
Change(スパナのアイコン)で「Layer」を選択し、移動先のレイヤーを指定する。例えば表面シルクにするなら「21 - tPlace」、表面コメントにするなら「51 - tDocu」を指定する。そして線を選んでいくと選んだ線のレイヤーが移動する。
複数の線のレイヤーを移動するならば、Group(点線の四角のアイコン)で範囲選択し、Changeでレイヤーの移動先を指定し、選択範囲で右クリックして「Change: Group」を選択する。(なぜかChangeを先にするとうまくいかない?)
注意点として、シルクにする場合は線の太さはゼロではだめなので、Changeで「Width」を適当に指定して線の太さを変更しておく。
(2) 円をドリル穴に変更
うまい方法が見つからない。いちおう下記の手順で実現できる。
- Info(丸に i のアイコン)で円を選択すると、その円のPosition(座標)とRadius(半径)が確認できる。
- Hole(四角に黒丸のアイコン)で円と同じ直径(半径の倍)を指定し、適当な場所にドリル穴を作る。
- Infoでドリル穴を選択し、円と同じPosition(座標)を指定する。
- すると円とドリル穴がぴったり重なる。
- Delete(ゴミ箱のアイコン)で円を選択(ドリル穴が選択されたら右クリックすると円が選択される)し、削除する。
(3) 直線を円弧の変更
Info(丸に i のアイコン)で直線を選択し、Curve(曲がり方)を指定する。Curveの単位は度(°)であり、-360~+360の範囲で指定する。例えば、90°の円弧であれば「90」、180°の円弧であれば「180」と指定する。