仏教国のクリスマス

今日はクリスマス・イブです。この2000年間の世界史にもっとも大きな影響を及ぼした、(諸悪の根元ともいうべき)、「救世主(キリスト)」を自称するナザレのイエスというおっさんの誕生を祝う、切支丹の祭日です。
おそらく世界の人口の1/3は切支丹なので、今日は全世界で切支丹たちが教祖の誕生を祝っています。まあ、切支丹が切支丹の祭日を祝うことに何も口をはさむことはありません。
ところで、いうまでもなく日本は切支丹の国ではありません。切支丹は日本の人口のわずか1%弱ほどです。なのに街にでるとクリスマス一色です。どこにいってもクリスマスソングが流れ、赤と緑のツートンカラーが氾濫し、店員はサンタクロースのかっこうをしています。そして「クリスマス商戦」とよばれるように、クリスマスという異教徒の祭りは、いちおう大乗仏教国である日本に巨大な経済効果をもたらしています。とても不思議です。



そういえば、さっき中国のホテルに電話したら、まず「メリークリスマス」と言われました。非キリスト教圏でクリスマスを祝うのは日本だけじゃなかったのか。...しかしあいにく日本語の通じるスタッフが不在だったようで、用件を伝えられませんでした。最初は英語でなんとか話せてたのに、途中からなぜか中国語の人に変わって...中国語なんてぜんぜん通じないよ!
明日改めて電話しよう。電話なら日本語か、せめて英語でないと。中国語は筆談ならなんとかできると思いますが。