たたなづく青垣

職場の近くにある山が最近切り崩されて、住宅地が造成されつつある。大阪のベッドタウンとして開けたここいらも近ごろはどんどん人口減ってきているというのに、なんでこういうことするのかな? アホなのかな? 目先の私利私欲のためかな? こういうことをする美意識のカケラもない時代遅れで頭の悪い下劣な猿どもは死んでほしい。死んで黄泉の国の蛆虫になって糞でも食らっててほしい。


たたなづく青垣があってこそ奈良。それがなくなったら奈良は奈良じゃなくなってしまう。


僕はこの山の下を流れる川を渡って毎日通勤している。むかし隋の国からの使者 裴世清もこの川をさかのぼって奈良に来た。1400年前、この山河はどんな景色を裴世清に見せたのだろうか? 国破れて山河あり、とはいうが、1400年後、ここに本当に山河はあるだろうか?