いったい、アヴィニヴァルタニーヤとか不退転とかいうことがあるだろうか？
諸行無常ということは、努力を止めたら押し流されてしまうというこの世の鉄則で、
だからこそ釈尊も臨終のときに、
「全てのものは移ろいゆく。怠ることなくなすべきことをなせ」
と遺言されたのではないか？
だいたい不退転を得るというのは、誰が得るのだろうか？
不退転という属性を得る我が存在するというなら、それは実体論であって仏法ではない。
（諸行無常ということと諸法無我ということは、一つの真理を別の角度から見たものと思う。）
とか、阿弥陀経を読み返してふと思った。
