ひとくちにアルミと言ってもいろいろある。
純アルミ (1000系)
軟らかい。軟らかすぎてきれいに切削しにくい。(削るとネットリした手ごたえで、粘り気がありキレが悪い。) ホムセンで売ってるアルミ板は純アルミ系のA1050が多い。1mm厚くらいなら万能バサミでもたやすく切れるが、強度の必要な部品には向かない。耐食性は高い。
Al-Mn (3000系)
耐食性は高く、純アルミよりは強度がある。アルミ缶に使われるA3004とか。
Al-Si (4000系)
熱膨張率が低く、耐摩耗性にも優れるらしい。しらんけど。
Al-Mg (5000系)
まあまあ強度があり、加工しやすく、耐食性も良い。バランスが良いので様々な用途に広く使われている。A5052が代表的で、ロボコン界でも定番。サーボのブラケットなどの板金部品によく使われている。モノタロウとかでも手に入る。
Al-Mg-Si (6000系)
強度・耐食性とも良く、押出成型(金太郎飴のように同じ断面の長い部材)に向いている。A6063が代表的でアルミサッシなどに使われる。ホムセンで売ってるアルミ材(アングル、チャンネル、パイプなど)もA6063が多い。