ディレクトリ構成について
プロジェクト作成時に例えば上記のように設定すると、ディレクトリ構成は下記のようになる。
ソースディレクトリと同じ階層にビルドディレクトリができることに注意。
hoge ├─ piyo : ソースディレクトリ (プロジェクトファイルやソースファイルなど) ├─ build-piyo-***-Debug : デバッグビルドの出力先 ├─ build-piyo-***-Release : リリースビルドの出力先 └─ build-piyo-***-*** : その他のビルド構成の出力先
プロジェクトファイルについて
- CMakeLists.txt : CMakeのビルド設定スクリプト (makeにおけるMakefileのようなもの)
- CMakeLists.txt.user : QtプロジェクトのXMLファイル (ビルド構成などの設定ファイル)
CMakeLists.txt.user は、基本的にはバージョン管理から除外するファイルであるが、その名に反してビルド構成などの設定も保存されるので、場合によってはバージョン管理に含める必要がある。ただし、デフォルトではビルドディレクトリのパスが絶対パスで保存されるので注意を要する。(このあたり、しょうじきイケてない仕様だと思う。)
ビルドディレクトリを相対パスで指定する
Qt Creatorでプロジェクトのビルド設定を開き、ビルド構成 (DebugやReleaseなど) ごとにビルドディレクトリの指定を編集する。その際、変数 %{sourceDir} がソースディレクトリのパスになるので、そこからの相対パスを指定する。