VirtualBoxの共有フォルダの機能を利用し、ホストOS側のフォルダをゲストOSと共有する。
VirtualBox側の設定
仮想マシンの「設定」→「共有フォルダ」で共有フォルダを追加する。
- 「フォルダのパス」にホストOS側のフォルダを指定する。
- 「フォルダ名」にゲストOS側でのフォルダ名を指定する。
- 「マウントポイント」は空欄でよい。
- 「読み込み専用」のチェックははずす。
- 「自動マウント」と「永続化する」はチェックする。
ゲストOS(Ubuntu)側の設定
どこにマウントされているか確認する。
例えば、VirtualBoxで共有フォルダ名を「shared」と設定すると、
/media/sf_shared にマウントされる。sf_ という接頭辞がつくことに注意。
$ mount | grep shared shared on /media/sf_shared type vboxsf (rw,nodev,relatime,iocharset=utf8,uid=0,gid=998,dmode=0770,fmode=0770,tag=VBoxAutomounter) $ ls -alF /media/ | grep shared drwxrwx--- 1 root vboxsf 0 5月 10 19:01 sf_shared/
このままではユーザグループ vboxsf にしかアクセス権限がないのでアクセスできない。
そこで自分のユーザ名をユーザグループ vboxsf に追加する。
コマンド実行後は、いったんログオフしてログインしなおすこと。
$ sudo usermod -aG vboxsf ユーザ名 または $ sudo adduser ユーザ名 vboxsf
適当な場所にシンボリックリンクを作る。
例えばホームディレクトリの直下に shared という名前で作る。
$ ln -s /media/sf_shared ~/shared
ゲストOS側から共有フォルダのファイルの読み書き、ファイルの作成/削除ができることを確認する。