あっち系で町おこしか?

 栃木県にさくら市という市ができた。氏家町喜連川町の合併によるものである。喜連川町といえば江戸期に喜連川藩の所領であった町であり、石高は実質1万石に満たない小藩ではあったが、藩主の喜連川家は古く古河公方(こがくぼう)の流れを継ぐ家柄で、10万石なみの格式を認められていたという。
 その喜連川が「さくら」...(´・ω・`)ショボーン
 なんか、「さくら」という語感からは、そこはかとなくあっち系の匂いがする。(もちろん、名前を決めた人たちはそんなこと全く念頭になかったとは思うが。) 「さくら」ほどあっち系キャラに多い名前もないのではないかと思う。

この4人(特に上の2人)はあっち系界に相当の勢力を持ったビッグネームである。そのほか、などなど枚挙にいとまがない。しかし、なぜ「さくら」という名があっち系でもてはやされるのだろうか? 僕なりに考えたところでは、
  • 3音節の和語(やまとことば。漢語でない日本語)の単語である。(←これは鉄則!)
  • ア段音を多く含む。特に最後の音節がア段音である。
  • 清音のみからなる。特にラ行音を含む。
  • 植物、とりわけ花に由来する名前である。(特に桜は日本人に最も愛されている花。)
と、明るく優しい女性的な名前として優れた条件を満たしているからと思われる。そして多くの場合、ひらがな表記されることが効果を高めている。