DCモータドライバ比較

東芝のDCモータドライバ TA7291P, TA8428K, TA8429H, TA8440H, TB6612FNG を比較してみました。
(ほかにオススメのICがあったら教えてください。)


比較表


TA7291P

安価なドライバICの定番。高速なPWM制御は不可。Vrefによる制御はできるが、電力効率悪し。仕様上は3.3Vロジック不可(※1)。

TA8428K

シンプルなICでピン数少ない。VsとVccが共通。仕様上は電源は7V以上(※2)。

TA8429H

大容量なので強力なモータ向き。仕様上はVccは7V以上(※2)。

TA8440H

制御信号が独特で、PWMが1チャンネルで済む。かつては定番ICだったが、廃止品になった? 仕様上は3.3Vロジック不可(※1)。

TB6612FNG

2チャンネル入り。PWMは各1チャンネルで済む。FET駆動なので電圧降下が小さくロスが少ない(※3)。SOPなので基板をおこすか、変換基板を使うか、モジュール品を使う。モジュールは500〜1000円程度。




※1 実際には3.3Vロジックでも制御できるかも。が、お行儀のよくない設計である。
※2 実際にはそれ以下の電圧でも動作するかも。が、お行儀のよくない設計である。
※3 TA*はバイポーラトランジスタ駆動なので電圧降下が大きい。
  そのため、高めの電源電圧が必要である。TB*はFET駆動。