DF11コネクタ

ヒロセのDF11コネクタは、2mmピッチ2列型のコネクタであり、基板対ケーブル、ケーブル対ケーブル、基板対基板のいずれにも対応できるのが特長です。

ただ、部品のバリエーションが多いために少し分かりにくいので以下にまとめました。

コネクタのバリエーション

コネクタ種別 用途 オスメス 型番(x=極数)
圧接ソケット ケーブル メス DF11-xDS-2R26
圧着ソケット ケーブル メス DF11-xDS-2C
レセプタクル
(DIP/SMD)
基板 メス DF11-xDS-2DSA
DF11CZ-xDS-2V
ピンヘッダ
(ストレート/アングル/SMD)
基板 オス DF11-xDP-2DSA
DF11-xDP-2DS
DF11CZ-xDP-2V
中継プラグ ケーブル オス DF11-xDEP-2C
中継アダプタ - オス/オス DF11-xDEP-2A

※ メッキの種別(金/すず)によって型番の末尾にバリエーションあり

圧着端子(コンタクト)

圧着端子種別 オスメス 型番(yy=ケーブルの太さ[AWG])
ソケット用圧着端子 メス DF11-yySC
中継プラグ用圧着端子 オス DF11-EPyyPC

※ メッキの種別(金/すず)やバラ/リールによって型番の末尾にバリエーションあり

使い方

(1) 基板対ケーブル

基板側にピンヘッダ(オス)、ケーブル側に圧着ソケット(メス)を使います。
圧着ソケットにはソケット用圧着端子が必要です。また、圧着ソケットのかわりに圧接ソケットを使うこともできます。ケーブルを一本ずつ剥いてコンタクトにギュッとするのが圧着、ケーブルを剥かずにまとめてガチャっとやるのが圧接です。

(2) ケーブル対ケーブル

片方のケーブルに中継プラグ(オス)、もう片方のケーブルに圧着ソケット(メス)を使います。
中継プラグには中継プラグ用圧着端子が必要です。また、圧着ソケットのかわりに圧接ソケットを使うこともできます。

(3) 基板対基板

片方の基板にピンヘッダ(オス)、もう片方の基板にレセプタクル(メス)を使います。

まとめ
用途 オス メス
基板対ケーブル ピンヘッダ(基板) 圧着ソケット(ケーブル)
ケーブル対ケーブル 中継プラグ 圧着ソケット
基板対基板 ピンヘッダ レセプタクル

名前が分かりにくいので、個人的には「基板用オス」「基板用メス」「ケーブル用オス」「ケーブル用メス」「オス用コンタクト」「メス用コンタクト」などと呼んでます。

メーカーの製品ページ

www.hirose.com