仏法

無量寿如来根本陀羅尼(大咒)

お釈迦さまは呪文を唱えることを禁じておられました(後述)。しかしまあ、呪文というのは中二心をくすぐられるものです。それにリズムに乗って声を出すのは健康に良いし、ストレス発散になります。カラオケでアニソン歌うくらいの気持ちで唱えれば良いと思い…

真身観文(しんじんがんもん) 『観無量寿経』より

ブツゴウア-ナン ギュウイ-ダイケ- シ-ソウジョウイ- シ-トウキョウカン ム-リョウジュ-ブツ シンソウコウミョウ 仏告阿難 及韋提希 此想成已 次当更観 無量寿仏 身相光明 ア-ナントウチ- ム-リョウジュ-ブツシン ニョ-ヒャクセンマンノク ヤ-マ-テン エンブ-ダンゴンジキ 阿難当知 無量寿仏身 如百千万億 夜摩天 閻浮檀金色 ブツシンコウ ロク…

四誓偈(しせいげ) 『無量寿経』より

ガ-ゴンチョーセ-ガン ヒッシ-ム-ジョウドウ シ-ガンフ-マンゾク セイフ-ジョウショウガク 我建超世願 必至無上道 斯願不満足 誓不成正覚 ガ-オ-ム-リョウコウ フ-イ-ダイセ-シュ フ-サイショ-ビング- セイフ-ジョウショウガク 我於無量劫 不為大施主 普済諸貧苦 誓不成正覚 ガ-シ-ジョウブツドウ ミョウショウチョウジッポウ ク-キョウミ-シ…

不放逸

お釈迦さまの教えを一言に要約するなら、それは「不放逸」すなわち「サボるな」です。お釈迦さまが亡くなるときに最後に言い遺された言葉は「すべてのものはうつろいゆく。怠ることなく努めさい。」でした。上座部仏典の注釈家として名高いブッダゴーサ(5世…

唯識とニューラルネット

唯識派の説く「アーラヤ識の薫習」というのは、要するにニューラルネットに染みついた重みづけじゃないかな。過去の行為がニューラルネットに学習されて未来の行為を左右する。 で、ふつうの世間的な道徳だと「だから善い行いをしましょう」ってなるけど、唯…

仏性がある時(・∀・) ない時('A`)

道元禅師の『正法眼蔵』という、やたら難解な書物の一節に弁証法ちっくな文章があります。 【原文】 諸法の仏法なる時節、すなはち迷悟あり、修行あり、 生あり、死あり、諸仏あり、衆生あり。 万法ともにわれにあらざる時節、まどひなくさとりなく、 諸仏な…

仏法とフィクション

むかし、『ぼく地球を守って』の作者の日渡早紀がこんなことを書いておられました。 フィクション造りを職業とする人々は、早い話がお客様を現実逃避させることをなりわいとしている訳です。でも最後の仕上げに、必ずお客様に言わせなければならない一言があ…

高閑上人を送る序

「執着心の無い人間なんて腑抜けだろ」これは儒学サイドからよく受ける批判です。仏法者としてずっと気になっている問題です。仏法では、この世の苦しみから脱するためにあらゆる執着を捨てることを説きます。でも儒学サイドからするとそれは人の道に悖るこ…

本気出すコピペ 輪廻編

【地獄】 熱すぎたり寒すぎたりで気力がそがれる。来世から本気出す 【餓鬼】 腹が減って力が出ない。来世から本気出す 【畜生】 ボケッとして頭が回らない。来世から本気出す 【修羅】 戦ってばかりだと疲れる。無理せずに来世から本気出す 【人】 中途半端…

仏教とヒンドゥー教の哲学上の相違についてまとめ

目の前にある何か(人でも物でもなんでもいい)について、それがどういうものであるか列挙してみよう。例えば「御坂美琴」は「ツンデレ」であり「女子中学生」であり「科学サイド」であり「レベル5」であり「エレクトロマスター」であり「常盤台のエース」で…

ライフハックとしての五戒

仏法には、五戒(Pañca sīla)という5つの戒があるぞな。ここでは倫理ではなくライフハックとしてこの5つの戒を保つことを勧めるぞな。そもそも戒律というものは人を縛るものではなく、むしろ人間の実力を解放するためのものぞな。不殺生戒 Pāṇātipātā veramaṇ…

いろいろ

スマナサーラ長老×香山リカ先生対談 http://www.asahi.com/ad/clients/rikkyo/taidan/taidan20_01.html

ぬるぽ心経

ぬるぽ心経 (般若心経 李徴訳) 聖なる観音菩薩は深いデバッグをしていたとき、 すべてのものは「ぬるぽ」であると気づき、 あらゆる苦しみを乗り越えられた。 シャーリプトラよ、 形あるものは「ぬるぽ」に他ならない。 「ぬるぽ」とは形あるものという思い…

諸法の仏法なる時節

宮崎駿がまたなんか言ってる。 http://book.asahi.com/clip/TKY201007260150.html 話の本題はどうでもいいけど、「取り返しのつかないものを書くのが大人の文学。取り返しがつくかも知れない、というのが児童文学。僕は大人の小説を読む人間じゃない」という…

独り言まとめ

仏教の歴史はツンデレ。ツン(釈尊)からデレ(大乗)に至る契機として重要なのが般若経典と龍樹。密教はデレすぎ。ツンデレ萌えの僕的には龍樹ぐらいがいちばんストライク。 か、かんちがいしないでよねっ! 物質的現象に実体なんてないんだからっ! 釈尊と大…

ダライ・ラマの「中論」講義

『ダライ・ラマの「中論」講義』を読み始める。 猊下の言葉はとても平明なロジックで、力強く感じられる。信仰が論理と実証に反してはならないという考えは、まさに僕が科学技術と仏法の双方に身を置く中で第一に考えていることでもある。 本書は大乗仏教を…

せんないねぇ

幸せになる 道には二つある 一つめは願いごとうまく叶うこと 幸せになる 道には二つある もう一つは願いなんか捨ててしまうこと せんないね せんないね どちらもぜいたくね せんないね せんないね これからどうしよう 幸せになりたいね 中島みゆき 「幸せ」 …

聖☆おにいさん

5巻出た。 あいかわらずネタが細かいなぁ。 焔肩仏って、ほんとに肩燃えてるんか。(↓の図6参照) http://www.kujhoji.or.jp/get.kouwa/newpage4_11_1.htm 阿弥陀経のコピペパートに名前が出てくるのは知ってたけど、 てっきり員数あわせで適当にでっちあ…

般若心経はツンデレ

般若心経の奥義はツンデレと見つけたり。 色即是空とか言いながら、なんだかんだ言って空即是色なのである。 ニヒルに見せかけてじつは萌え。真空妙有。 イメージ的には龍樹菩薩はピッコロ。(ベジータとはちょっと違うかんじがする。) ちなみに僕のイメー…

オブジェクトとサンスカーラ

諸行無常の「行」は、サンスクリット語でサンスカーラという。「形成されたもの」の意。 このサンスカーラというのは、計算機にたとえればオブジェクトのごときものではないかと思う。 CBitmap* MyBitmap; MyBitmap = new CBitmap; delete MyBitmap;このよう…

三世実有

『涼宮ハルヒの消失』を観て、道元禅師のいう「有時」について改めて考えた。なんか説一切有部の説く「三世実有・法体恒有」に通じるものがあるような気がしてきた。過去現在未来の瞬間瞬間は映画のフィルムの1コマ1コマような存在で過ぎ去っても消えること…